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中国人船長の釈放は『政治主導』だった



尖閣諸島中国漁船衝突事件 流出ビデオ 5/6 みずきと衝突 コピー転載 - YouTub


尖閣諸島沖での中国船の領海侵犯、および公務執行妨害事件。逮捕された中国人船長の釈放を決めたのは、当時の仙谷由人官房長官でした、という証言が出ておりました。
【尖閣事件】中国人船長釈放「菅・仙谷氏が政治判断」 松本前参与が証言+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

元内閣参与の松本健一氏によると、証拠のテープを見た仙谷さんが「重大な瑕疵(かし)があり、(起訴しても)公判がたえられない、有罪にもならないと官邸側が判断した」とのこと。仙石さんは弁護士でもあり、刑事事件の弁護をやっていたようなので、判断できるとすれば仙石さんしかいないでしょう。
仙谷由人 - Wikipedia

とは言っても、仙谷さんは検察当局の人間ではない。弁護士として刑事訴訟に関する知識があったところで、本来は起訴か不起訴かを判断する立場にはないのですが。いわゆる司法への介入ですね。

当時から、仙谷さんが指揮権発動をちらつかせて、当時の柳田稔法務大臣を通し、検察に圧力をかけた、という話は出ていました。また柳田さんはのちに、法に関して「門外漢」で、自ら素人だと宣言して辞任に追い込まれました。『素人』の柳田さんは、専門家(?)である仙谷さんの言いなりだったであろうことは、容易に想像がつきます。
中国の領海侵犯に始まり、中国の領海侵犯に終わる菅内閣
柳田法相「法務は門外漢」 問題発言で「辞任やむなし」論 : J-CASTニュース

松本氏によれば、当初は菅さんも国内法で起訴するという意見だったそうです。しかし、菅さんの「自分に責任がかかってくる問題は避けた」という思いもあって、最終的には仙谷さんに押し切られたようです。さすがに『影の総理』と呼ばれただけのことはあります。

菅さんや仙谷さんは学生運動の経験からか、毛沢東思想の影響を受けているフシがある。そういうところから、中国共産党にシンパシーを感じている部分もあるでしょう。
毛沢東を礼賛する菅直人氏のような歴史認識でも総理になれた

しかし残念なことに、中国側は菅さんや仙谷さんのことなんて何とも思っていない。『日中関係に配慮』して中国人船長を釈放した後も中国側は強硬で、言いたい放題だった。問題のビデオが流出してから、中国側が大人しくなり、騒ぎが沈静化していったのは皮肉な話でありました。


その後も、中国の調査船は我がもの顔で尖閣諸島付近をうろついている。菅さんや仙谷さんが『配慮』したことは、日中関係に何の意味もなかった。外交は駆け引きですので、引いてばかりで上手くいくはずがありません。
尖閣沖EEZ内に中国調査船、事前通報と異なる海域 : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
時事ドットコム:「正当な主権を行使」=尖閣沖の海洋調査-中国外務省




ついでに、菅さんが総理を辞める直前に、朝鮮学校に高校無償化を適用する審査を始めた件について。山谷えり子氏から質問書が出されましたが、それに対する政府の回答が出ていました。
「菅氏と北朝鮮の関係、疑念深まらぬ」 朝鮮学校無償化審査再開で答弁書 - MSN産経ニュース

政府は審査再会の理由について、「昨年の砲撃以前の状況に戻った」、「朝鮮半島を巡る緊張緩和」としていました。しかし、今年8月にも砲撃があったことが、質問書の中で指摘されています。
(北朝鮮側は、砲撃を否定しているが)
北朝鮮、夜再び延坪島近海に砲撃…韓国警告射撃
北朝鮮、砲撃を否定 韓国側は反発 : J-CASTニュー

それに対する政府の回答はというと、「北朝鮮が当該砲撃に匹敵するような軍事力を用いた行動をとっていない」というのものでした。また、「南北間及び米朝間の対話が行われるなど北朝鮮と各国との対話の動きが生じている」ことも挙げています。

たしかに、昨年11月の延坪(ヨンピョン)島攻撃の時とは違い、8月の砲撃では死者は出ていない。小競り合い程度だ、という見方も出来なくはない。しかし、その程度で『緊張緩和』だと判断するのは、北朝鮮に甘い見方でしょう。
北朝鮮による韓国・延坪島砲撃 - Yahoo!ニュース

北朝鮮とアメリカや韓国との会談も、たしかに行われてはいます。しかしその中身はといえば、北朝鮮側はほとんど譲歩もせず、交渉は進展していない。これで状況が改善したと言うには、あまりに時期尚早。
南北首席代表会談、平行線で終了=北朝鮮、従来の立場変えず


菅さんには『政権交代をめざす市民の会』への献金問題など、『市民の党』や斎藤まさし(本名:酒井剛)氏との関係もあります。政府の答弁書では、「菅総理大臣と北朝鮮との関係に更なる疑念を抱くものとなる」との御指摘は当たらないものと考えている、となっています。問題は本人が『どう考えているか』ではなく、周囲から『どう見えるか』ということですがね。




【尖閣事件】「テープに瑕疵」 松本前内閣官房参与インタビュー要旨+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

2011.9.26 12:15 (1/2ページ)

 尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件での中国人船長の釈放をめぐる松本健一前内閣官房参与へのインタビューの要旨は次の通り。

 --船長はなぜ釈放されたのか

 「那覇地検が大きなミスをしていたから。地検から首相官邸に証拠となるコピーのビデオテープが届いたが、重大な瑕疵(かし)があり、(起訴しても)公判がたえられない、有罪にもならないと官邸側が判断した

 --重大な瑕疵とは

 「それはあまり明かしてはまずいので…。仙谷由人官房長官が検察担当者に質問をして、瑕疵があると分かった

 --政治判断があったというわけか

 「誰がミスをしたか責任を追及をしないために高度な政治判断があった。仙谷氏は菅直人首相が(釈放の)指示をしたというのではなくて、地検が(釈放という)判断をして釈放することにしたという報告がきたので、(首相官邸は)それを諒としたという言い方にした」

 --事件発生後の経緯は

 「閣内では事件発生当初、菅氏や前原誠司国土交通相のように『証拠もあるわけで、国内法にのっとり断固として裁くべきだ』との考え方と、『釈放すべきだ』との立場に立つ仙谷氏の2つの意見があった」

 --最終的に釈放という判断に至ったのは

 「それは裁判が維持できないから。最終的には菅首相が判断したわけだ」


(2/2ページ)

 --菅氏が指示を出したのは事実か

 「そうでなきゃ、釈放なんかできないでしょ、最終的に。あれだけの外交問題になっていたわけだから。菅氏は国連総会の最中に仙谷氏に電話をかけて、釈放するかしないかでやり合っていた。仙谷氏は官邸から一歩も出ずに夜中に首相と話し合っていた」

 --菅氏が仙谷氏に押し切られたということか

 「仙谷氏の方に正当性があると。(菅氏も)裁判が維持できないと納得した。電話のやりとりの中で(釈放するとの)2人の合意がなされた。それは船長が釈放される2、3日前だ」

 --なぜそうしたのか

 「菅さんは自分に責任がかかってくる問題は避けたがっていた

 --釈放は菅氏と仙谷氏の2人で決めたのか

 「少なくとも官房副長官くらいはいるかもしれないが、政治家が決めた

 --官邸側の誰が法務省・地検側に釈放しろと命令をしたのか

 「少なくとも菅氏はしていないでしょう。仙谷氏の可能性が高い

 --官邸側の指示で検察が動いたといえるか

 「それはそうですね

 --事件について菅、仙谷両氏のやりとりをどのように聞いていたか

 「当時はまだ内閣官房参与ではなく(翌月の)10月15日に任命された。だが、事件の最中も、こういう電話が首相からあったとか、中国とのホットラインはあるかとか、なぜ中国側はああも強固なのかとか(仙谷氏から)相談を受けていた

 --仙谷氏にはどんな意見を伝えたのか

 「(検察側の準備した)証拠に瑕疵があるなら裁判は戦えないとか、釈放するなら拘置延長する前にしておけばよかったとかは言った」

 --菅政権の対応が迷走したのは

 「菅氏だって前原氏だって法律的なことをちゃんと知らないわけでしょ。実は政府ではこうした事件が起きた場合のマニュアルが平成20年に作られたが、それは起訴までで、起訴後のマニュアルは今もない」

 (村上智博)

(注)肩書は当時




第177回国会(常会)質問主意書 質問第二八三号:参議院ホームページ

質問第二八三号

朝鮮学校の高校授業料無償化の審査再開に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。

  平成二十三年八月三十日

山 谷 え り 子   


       参議院議長 西 岡 武 夫 殿



   朝鮮学校の高校授業料無償化の審査再開に関する質問主意書

 平成二十二年十一月の北朝鮮による韓国延坪島砲撃を理由として停止していた朝鮮学校の高校授業料無償化審査の手続きが、平成二十三年八月二十九日に再開されたことについて、以下のとおり質問する。

一 平成二十三年一月二十六日に私が提出した「朝鮮学校無償化審査の手続き停止に関する質問主意書」に対する答弁書(内閣参質一七七第二二号)では、「先般の北朝鮮による砲撃が、我が国を含む北東アジア地域全体の平和と安全を損なうものであり、政府を挙げて情報収集に努めるとともに、不測の事態に備え、万全の態勢を整えていく必要があることに鑑み、現時点で一旦停止しているところである。」とされている。
 その後、平成二十三年八月十日にも北朝鮮の朝鮮人民軍が延坪島に近い北方限界線(NLL)付近海域に向け砲撃し、韓国軍も応射したとされる
 朝鮮半島におけるこのような予断を許さない状況の中、一体どのような基準で「昨年の砲撃以前の状況に戻った」「朝鮮半島を巡る緊張緩和」と判断し、朝鮮学校の高校授業料無償化審査の手続きについて、再開の指示に至ったのか示されたい。

二 朝鮮学校を高校授業料無償化の対象とすることについて、また、その後の審査停止からの再開条件については、衆参の内閣委員会、文教科学委員会、北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会などでも慎重論が続出していたにもかかわらず、菅総理大臣退陣の前日に異例ともいえる審査の再開を指示したことについて、政府の見解を示されたい。

三 菅総理大臣の資金管理団体「草志会」が北朝鮮による日本人拉致事件容疑者親族の周辺団体に献金していた問題について、十分な説明、解明が行われていない現状の中、総理指示で一方的ともいえる朝鮮学校の高校授業料無償化審査の再開を実施したことは、菅総理大臣と北朝鮮との関係に更なる疑念を抱くものとなるが、政府の見解を示されたい。

  右質問する。


答弁書 答弁書第二八三号:参議院ホームページ

答弁書

答弁書第二八三号

内閣参質一七七第二八三号
  平成二十三年九月六日
内閣総理大臣 野 田 佳 彦   


       参議院議長 西 岡 武 夫 殿

参議院議員山谷えり子君提出朝鮮学校の高校授業料無償化の審査再開に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員山谷えり子君提出朝鮮学校の高校授業料無償化の審査再開に関する質問に対する答弁書

一及び二について

 御指摘の「朝鮮学校」に係る公立高等学校に係る授業料の不徴収及び高等学校等就学支援金の支給に関する法律施行規則(平成二十二年文部科学省令第十三号)第一条第一項第二号ハの規定に基づく指定の手続(以下「指定手続」という。)については、昨年十一月二十三日の北朝鮮による砲撃(以下「当該砲撃」という。)を受け、一旦停止していたところであるが、指定手続の一旦停止後、約九か月が経過し、その間に、北朝鮮が当該砲撃に匹敵するような軍事力を用いた行動をとっていないことから、本年七月に南北間及び米朝間の対話が行われるなど北朝鮮と各国との対話の動きが生じていることも踏まえれば、事態は、当該砲撃以前の状況に戻ったと総合的に判断できるに至ったため、本年八月二十九日、再開することとしたものである。

三について

 一及び二についてでお答えしたとおり、指定手続については、事態が当該砲撃以前の状況に戻ったと総合的に判断できるに至ったため、再開することとしたものであり、「菅総理大臣と北朝鮮との関係に更なる疑念を抱くものとなる」との御指摘は当たらないものと考えている

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タグ : 民主党 中国 菅直人 

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