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鷲尾英一郎氏だけ、市民の党から資金を受け取る側にいる謎



民主党の鷲尾英一郎衆議院議員は、市民の党代表である斎藤まさし(本名;酒井剛)氏その人を、公設秘書にしていました。

また、市民の党が作った鷲尾氏の関係団体は、『わしお英一郎東京応援団』と『わしお会』で、なぜか二つあります。二つの団体は、どちらも斎藤まさし氏が代表や会計責任者を務めています。さらに、両方とも所在地が市民の党と同じ龍神ビルになっていました。

『わしお会』の収支報告書を見てみると、他の民主党議員とは違って鷲尾氏本人の政治団体にお金が流れていたりもします。選挙で支援を受けただけの民主党議員なら山ほどいますが、鷲尾氏にはちょっと違う事情もあるようです。


わしお英一郎東京応援団

この団体の収入は、すべて市民の党所属議員からの献金で合計3480万円。支出のほうも、『市民の党』と『政権交代をめざす市民の会』への献金がほとんどで合計3420万円。あとは人件費60万円の支出があるだけ。

市民の党メンバー → 『わしお英一郎東京応援団』 → 『市民の党』 というように、迂回して献金していることになります。結局は、市民の党の関係者の間で資金をぐるぐる回しているだけ。こうした資金の動きは、市民の党が関わる団体では珍しくありません。要するに、寄付金控除を受けるためだけのダミー団体なのでしょう。

寄付の限度額は、ひとつの政治団体 につき150万円まで。しかし別の団体であれば、さらに献金できる。実体のない団体をいくつも作ることで、いくらでも寄付金控除を受けることができます。そして、寄付したお金は人件費などの名目で、市民の党メンバーの手元に戻してしまえば、かなりの節税(脱税)になります。
一定の寄附金を支払ったとき(寄附金控除)|所得税|国税庁

市民の党メンバーは、毎年いろんな団体に数百万円単位で寄付していました。 国会答弁によると、寄付金控除もきっちり受けているようです。市民の党所属の地方議会の議員さんはそれなりの収入がありますが、寄付金控除のおかげで税金はほとんど払っていないと思われます。
(ちなみに、税金を払っていないはずの市民の党が「税金のムダ遣いヤメロ」と訴えています)


わしお会

もうひとつの団体『わしお会』については、『わしお英一郎東京応援団』などの団体とは決定的に違うところがあります。『わしお会』から、鷲尾氏本人が管理する政治団体へ献金されている点です。


  • 2006年 『わしおサポーターズクラブ』に400万円の寄付
  • 2007年 『わしおサポーターズクラブ』に200万円の寄付
  • 2008年 『民主党新潟県第2区総支部』に100万円の寄付
  • 2009年 『わしおサポーターズクラブ』に100万円の寄付

民主党新潟県第2区総支部』というのは、鷲尾さんの選挙区で、もちろん支部長は鷲尾さんです。合計すると、4年間で800万円ほどの献金を受けています。『わしお会』の収入は、すべて市民の党関係者の献金でした。つまり、市民の党メンバー → 『わしお会』 → 『わしおサポーターズクラブ』という資金の流れがあったことになります。

たとえば、市民の党から選挙応援を受けることで、「人やモノ」の提供を受けている民主党議員は山ほどおられます。電話かけ、ハガキの送付、ポスター貼りなど、本来ならお金も時間もかかる。それを『ボランティア』という形でタダでやってもらえば、資金の提供とあまり変わらない

また、市民の党サイドに献金「していた」民主党の議員も、菅直人氏、鳩山由紀夫氏など何人かおられます。これが選挙活動を手伝ってもらう見返りだとすれば、形としてはわかりやすい。実態としては、ボランティアでも市民運動でもなんでもないプロ市民の党だ、とか。あるいは、間接的な選挙運動員の買収じゃないか、という問題などは出てきますが。

しかし鷲尾氏の場合には、選挙を手伝ってもらった上に、献金までしてもらった、ということになります。市民の党がこれだけ便宜を図るには、それに見合うだけの目的があるはずです。「タダより高いものは無い」とも言いますが、タダどころかお金までもらっているわけです。

他の民主党議員の団体は、資金の流れを差し引きするとマイナスか0になり、必ず市民の党にお金を渡す側です。しかし鷲尾英一郎氏の団体だけが、市民の党からの資金の流れの差し引きが+になり、お金をもらう側にいることになります。


斎藤まさし氏の思惑は

鷲尾氏の主張が本心からのものであるとすれば、市民の党とは相容れない政治信条のようにも見えます。民主党には市民の党好みの思想を持った人が他にたくさんいますから、思想信条の面から支援したということではなさそうです。

鷲尾氏の周辺に入り込むことで、なんらかの情報を引き出すことを狙った。というのが可能性としては高そうに思えます。韓国で摘発された北朝鮮の工作組織も、国会議長の秘書から政界の情報を引き出していました
日本は韓国に習おう(主に北朝鮮スパイへの対策について)


鷲尾氏が自ら説明というか釈明をしている点は、大変立派なことだとは思います。30年来の付き合いなのに「よく知らない」と言ったり、ブログ削除して証拠隠滅を図ったり、だんまりを決め込む人たちに比べれば雲泥の差でしょう。しかし、『本質を見抜く鷲の目』とやらは、何も見抜けてないフシアナでしたね、というオチがついてしまうのが、何とも残念な人ではあります。
鷲の目|イーグル会通信: 2011年アーカイブ

資金の流れの詳細など、鷲尾氏の説明が不十分な部分も多い。ついでなので、斎藤氏や市民の党について調査して、その正体を明らかにしてくれれば、少しは名誉挽回にもなるんじゃないかと思います。




『わしお英一郎東京応援団

(代表;酒井剛、会計責任者;天野外支子)
2006年、収入は市民の党メンバーから合計600万円の献金だけ。支出は無し。

2007年、収入は市民の党メンバーから合計330万円の献金だけで。支出は『市民の党』へ350万円、『政権交代をめざす市民の会』へ330万円のみ。

2008年、収入はなし。支出は人件費60万のみ。

2009年、収入なし、支出なし。この時点で、繰越金がまだ240万円残っていた。

2010年、残っていた240万円を『市民の党』へ献金し、8月31日付けで解散。


解散の手続きは、鷲尾氏本人が代理人を立てて行ったとのこと。収支報告書の通りであれば、すべての資金の出どころは市民の党関係者だった。最後の240万円の献金は、残っていた資金を『市民の党』へ返したということだろうか。

また、2005年にも市民の党関係者17名から150万円ずつ、合計2550万円の献金があって、ほぼ同じ2500万円が『市民の党』へ献金されていたようです。
【櫻井よしこ 菅首相に申す】民主使った違法献金か+(1/4ページ) - MSN産経ニュース



わしお会
(代表;鷲尾英一郎、会計責任者;酒井剛)
2006年、収入は小久保徳子氏からの献金150万円。支出は組織活動費49万円(詳細は不明)、そして『わしおサポーターズクラブ』に400万円の寄付

2007年、収入は市民の党メンバーからの献金200万円。支出は組織活動費34万円(新潟のホテル代など)、『わしおサポーターズクラブ』に200万円の寄付

2008年、収入は伊沢けい子氏からの献金80万円だけ。支出は『民主党新潟県第2区総支部』への寄付100万円

2009年、収入なし。残っていた繰越金、『わしおサポーターズクラブ』に100万円、『市民の党』へ96万あまりを寄付して、残金ゼロに。

2010年、8月31日付けで解散。


『わしお会』の代表は鷲尾氏本人ということにはなっていますが、収支報告書には会計責任者である酒井剛氏の署名とハンコしかない。このあたりはチャンネル桜の取材で鷲尾氏も釈明していました。

また、『わしお会』には小久保徳子氏も150万円献金していました。献金したのは小久保氏が長崎県知事選挙に出馬した年。このとき小久保氏は市民の党の支援を受けていました。

この年、小久保氏は『市民の党』、『政権交代 をめざす市民の党』に対して、すでに限度額の150万円ずつを献金していました。そのため、150万円までの献金枠を増やすために『わしお会』を使ったのかもしれません。小久保氏と鷲尾氏に個人的な親交があった様子もないので。
長崎県にも出没していた市民の党と斎藤まさし氏



新潟県:政治資金規正法に係る公表一覧

わしおサポーターズクラブ
民主党新潟県第2区総支部 最初は2008年の『わしお会』からの献金100万円が記載されていなかったようで、あとで訂正報告が出されています。
(『わしお会』を解散させた関係か)



その他、『イーグル会』、『わしお応援団』、『ウイング会』という団体もあります。たくさん団体があってややこしいですが、鷲尾氏は公認会計士なので、このあたりの数字の扱いは得意なのでしょう。全部追いかけるのは面倒なので一部だけ紹介。

イーグル会
(PDF)新潟県:号外1(平成20年8月26日発行) 選挙管理委員会告示5 9ページ目

この年は、平沼赳夫さんの政治資金団体『平沼会』から50万円の献金があった。平沼氏は当時無所属、現在『立ち上がれ日本』の代表。鷲尾栄作氏も150万円を個人献金している。




本質を射抜く!『鷲の目(わし(お)のめ)』イーグル会通信平成23 年7 月号

お騒がせの件

 今月の「財界にいがた」あるいは「産経新聞」をご覧になった方はご承知のことと存じますが、鷲尾の元秘書に関連して世間をお騒がせいたしました。
 今回はその釈明をさせていただきたく存じます(本来こんな事をしている場合ではないのですが)。

 「財界にいがた」及び「産経新聞」で記載されている内容は以下の通りです。
<問題の所在>

  1. 北朝鮮と関係する(と思われる)政治団体へ鷲尾の政治団体から寄付があった。
  2. 北朝鮮と関係する(と思われる)政治団体に属する人間を秘書として雇っていた。

これに対して、鷲尾は拉致対策特別委員会理事をやっており、地元にも拉致問題を抱えているのに非常識だ。という批判が成り立つかに見えます。

ここで事態の経緯を紹介します。
<事態の経緯>

  1. 話題の元秘書は平成17 年から選挙活動を手伝った縁で秘書として雇用
  2. その際、政治資金集めの為、元秘書を中心とする政治団体の設立を許可
  3. 個々の資金の流れ自体は全て公表しており、違法性はない。
  4. 一方、資金の流れ全てを鷲尾が把握しておらず、鷲尾が承知しない資金の流れがあった(平成18,19 年分、財界にいがた・産経新聞が指摘)。
  5. 元秘書は約束した政治資金集めができず、鷲尾に知らせずに資金を移動させたことから、鷲尾が政治団体の解散を依頼(平成20年~断続的に)。
  6. 元秘書が政治団体の解散を拒否し続け、結局平成21 年の衆議院解散に伴い元秘書を解雇。政治団体は代理人を使って解散。その後現在に至る。
  7. 平成23 年4 月元秘書が属する政治団体が北朝鮮と関係がある(と思われる)報道がなされる。

 ということになっております。

 誤解をされたくはないので以上詳細を記した次第です。

 私は、採用当時、元秘書が北朝鮮と関係しているとは、つゆほども知りませんでした。今も本当に北朝鮮と関係しているとは信じられないでいます。そこは独自に調査中です(産経新聞の指摘では、よど号ハイジャック犯の息子を選挙で応援したことを以て北朝鮮との繋がりあり、と指摘)。

 当時、自分の預かり知らない資金の流れがあり、政治団体の解散を求めつつも結局時間がかかってしまったことは、私の不徳の致すところです。しかし、秘書というのは一度雇えば中々辞めさせられないもの。退職後に事実無根の風評を立てられ、悪評につながることは何度もありました。そんな時、雇い主が何も抗弁できないのは皆さんご存知の所です。ですから、解雇には慎重にならざるを得なかったのです。

 私への批判として、北朝鮮と関連する(と思われる)団体へ寄付をしたことがけしからん、という方も多くあります。私は当時知らなかったわけですが、それ以前に、そのような背景の怪しい人間を雇ったことは批難されても仕方がありません。実際北朝鮮との関係が疑われる事実が明らかになった以上は、そのような人物をなぜ雇ったのか、という批難は甘んじて受けねばなりません。

 しかし、拉致問題に対して不誠実である、被害者に謝れといった批判を浴びるのには閉口します

 なぜなら、私の政治活動における拉致問題への取り組み方、実績を全く無視した批判だからです

 例えば、08 年にはテロ支援国家指定解除問題でワシントンを訪問し、当時の米国における北朝鮮問題担当国務次官補クリストファー・ヒル氏に対して、解除中止を直訴しました。また、米国上院・下院議員と面談して、同様の訴えを行い、解除問題については国務省が独走しすぎるということで下院決議を引き出しました

 また、09 年7 月には衆議院総選挙期間にも関わらず、自身の選挙活動を省みずに韓国行きを強行し、韓国政府高官と地元の特定失踪者(拉致の疑いが濃厚な人)のご家族を初めて面談させました。つまり単にポーズではなく真に精力的に活動してきたつもりです。

 拉致問題というと、とかく国会における拉致関連のポストや議員連盟に所属していれば熱心だ、と思う人も多いですが、機会を捉えて真剣に取り組んできたつもりです

 偏った報道によって誤ったイメージが流布するのは本当に悔しく残念でなりませんが、私の政治活動の一端もぜひ知っていただきたいと思います。

以上

平成23 年7 月15 日 鷲尾英一郎拝

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タグ : 民主党 市民の党 鷲尾英一郎 

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