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未来の党に未来なんてなかった衆議員選挙



衆議員議員選挙も終わって、3年前には300議席取った民主党が60議席にも満たない水準まで落ちる結末に。逆に自民党が300議席近く、公明党とあわせて3分の2をも越えるということで、完全にひっくり返ってしまいました。

2大政党制を目指しての小選挙区制度ですから、こういうことは起きうるわけですが。民主党の議席があまりにも減りすぎて、第3極だか第4極もまとまれず終い。2大政党というよりは、1大政党とその他の泡沫政党、みたいな勢力図になっています。

民主党本体も有力議員が軒並み落選するなど酷いありさまですが、もっと酷いことになっているのが未来の党。民主党から分裂 ⇒ 小沢第一の党 ⇒ 日本未来の党へ移った議席62が、1桁台にまで落ちるという惨敗ぶり。親分の小沢さんだけは、あいかわらず選挙で磐石でしたが。

民主党に逆風が吹いているのであわてて逃げ出し、滋賀県の嘉田知事を看板に担ぎ上げたのですが、これなら民主党に残った方がまだマシでした。

小沢チルドレンのほとんどは、民主党に追い風が吹いている時に勢いだけで当選したような人たちでしたから、当然といえば当然の結果ですが。民主党から未来党へ、看板だけ付け替えて当選できるほど甘くはないようです。



スウェーデンのような国を目指すけど、増税には断固反対


未来の党は年間30万円の子供手当てを配ってくれるつもりだったらしいです。まあ、将来の子供のためにお金を使おうという事は、たいへん立派な考えです。

しかしそれには、「財源どうするのか」という問題が常につきまとう。小沢さんが主導した3年前の民主党もマニフェストに書いてましたが、毎年5兆円かかる子供手当ての財源を調達できずに頓挫します。「ムダの削減」だとか「事業仕分け」だけで足りるはずがありません。

嘉田さんが目指しているらしいスウェーデンでは、消費税は最高25%。食料品などは軽減税率が適用されますが、それでも消費税12%。所得税なども日本より高い。充実した福祉のためには、それだけの負担、財源が必要だというのは当たり前の話ですね。

ところが、日本が消費税5%から10%へ増税するのには反対だという。たった5%の増税にすら反対していて、いったいどうやって北欧並の高福祉国家を実現するつもりなのか?

まあ小沢さんのことですから、また懲りずに埋蔵金とでも言うのしょうけど。新幹線の駅をやめるとかやめないとか、それくらいのお金じゃ全然足りないと、事業仕分けではっきりしたと思うのですが。
未だ鎮火に至らず…嘉田知事の新幹線新駅「必要」発言 県市長会が申し入れ

低負担と高福祉を同時に言っているのですから、未来の党の主張に現実味がなく聞こえるのも当然です。いっそ、「5%だけじゃ足りないから反対! 北欧並に子育てや老後の安心できる社会にするために、消費税は10%~20%、所得税なども増税します!」とでも言っておけば、まだ現実味があったかもしれません。

今のところ高福祉高負担を訴える政党は1つもないので、それなりに存在感もアピールできるでしょう。まあ目先の選挙の事だけで、未来に対するビジョンなんてない「未来」の党には無理ですが。



卒原発で電気代が上がるので、交付国債で未来の世代にツケを回します


維新の本家本元長州でなんちゃって維新をとなえて山口県知事選挙に立候補し、見事に討ち死にした飯田哲也さんも、いつのまにか未来の党に加わっていました。

維新の会が原発推進派の石原さんに乗っ取られてしまったので、居場所が無くなったのでしょう。未来の党から出馬しても、飯田さんはやっぱり落選したみたいですが。

それで未来の党は、「卒原発」とかまたよくわからない造語をつくりだしました。その「卒原発」とやらで電気代が値上がりするので、交付国債で値上げを先送りする、という案も打ち出します。
交付国債で電気料値上がり抑制 未来、「卒原発」構想案

交付国債の償還財源は最終的には送電費に上乗せされるそうなので、どっちにしても電気代が上がる事に変わりはありませんが。

卒原発だか脱原発だか知りませんが、電気料金が上がることを認めた点だけは、この手の人達にすれば大いなる前進です。電気代の値上がりをゆるやかにする、くらいの気遣いはできるようになったみたいですし、少しだけ現実に近づいた気もします。

どうでもいいですが嘉田さんが目指すらしいスウェーデンは、化石燃料への依存を減らすために原発の利用を続ける方針です。あともう一歩で理想のスウェーデンに届くかもしれません。
スウェーデンが脱原発しない理由
スウェーデン、脱原発政策を転換 30年ぶり、小差で可決



お先真っ暗の党


大多数の国民には日々の暮らしが第一なので、卒原発とか脱原発とかで喜ぶのは一部の活動家くらいのものです。小沢さんは「国民の生活が第一」だったはずですけどね。

福祉とか社会保障は生活に直結するものですが、安定した財源が無いことには将来の持続性への不安がついてまわる。財源の裏づけのなかった民主党の子供手当てが1年で終了したのがいい例です。

財源の担保のないマニフェストは空手形と同じ。財源がなくていつ廃止になるかわからない子供手当てをアテにしながら、安心して子育てができるはずがありません。

言っていることはご立派なことですが、遠い将来まで維持していけるかどうか、という持続性が置き去りにされているので、将来に対して不安しか沸いてこない。そもそも現金でばらまくのがベストな方法なのか? という疑問もあります。

まあ、あまり先の長くなさそうな62歳の嘉田さんや70歳の小沢さんに「未来」と言われても、本当に未来の事を考えているのかどうかわかりませんが。

まともに議席も取れなかったことですし、この際社民党あたりとくっついてくれれば、増えすぎた泡沫政党が少し減ってスッキリするのですが。


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タグ : 社会保障 

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